東日本大震災で出た釜石市の可燃物のがれきのうち、東京都に処理にしてもらっている分の最後の運び出しが10日行われました。 <br />釜石市では震災で出たおよそ8万7千トンの木やプラスチックなどの可燃物のがれきのうち、およそ3万2千トンを東京都に引き受けてもらっていますが、処理が順調に進み、残り22.8トンとなりました。 <br />市内のがれき置き場では、10日、がれきがコンテナに積み込まれ、放射性物質が基準値を超えていないことを確認したあと、東京行きの貨物列車が出る盛岡市に向けて最後の運び出しが行われました。釜石市の可燃物がれきは12月末には3千トンとなり、残りは市内の清掃工場などで焼却し、ことし2月中に処理が終わる見通しです。また、不燃物のがれきの処理も12月末現在で残り1千トンまで進み、1月中にも処理が終わる見通しです。 <br />釜石市廃棄物対策室の岩間成好室長は、「なかなかがれきを受け入れてくれる自治体が無いなか、受け入れてくれた東京都と都民には本当に感謝しています。予定通りに処理を終えることができて、復興に向けて1つのステップが終わり、今後の復興に弾みがつけばと思っています」と話していました。 <br /> <br />01月11日 13時07分
